〇「自分のお金」は存在しない②

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働くというのは全身または指先または目だけ、とにかく自分が身体を使って何らかの行動を起こすことから始まる。
どんな職種だろうと必ず自分のエネルギーを放出することになる。

自分がエネルギーを放出したときに他の誰かがいいね!と認めて、その証としてその人自身のエネルギー、つまりお金をくれる。

これが労働への対価だとすると、今自分の手元にある「自分のお金」は自分のエネルギーの変化形、進化形ともいえる。
つまり自分が働くという形で放出したエネルギーが、他者の感性や他者の眼を通して「お金という紙」に姿を変えて再び自分の手元に戻ってきたもの。

だから、貨幣経済圏では一人一人の「エネルギー放出=働き」がお金という姿を借りているだけ、という見方もできる。

だとすると、それを貯め込むのも増やそうとするのも奪うのも不当に得るのも、どんなにバカげた、ムダな、人生をつまらなくするものかがよくわかるでしょ!

エネルギーの放出のし合いだよ、生きるってことは。

生まれた瞬間からずっと病院のベッドで生きている人も、90才も生後一か月の人も、だれもかれも命あるものは誰だってその人だけのエネルギーを持っている。

そのエネルギーをどうやって出すかが一人一人の違いで、ただそれだけだ。

だから自分のお金は存在しない。

あるのは自分の身体とエネルギーだけ!そういうことだ。

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