15.力んだ体は力を出せない

ボクシング

力が強ければパンチも強いって単純に考えてた。

でもそれは、間違ってた。

強さを最大限発揮するには「いつ」「どこに」「どのくらい」力を集中させるかが肝心なんだ。
いつもいつも、体に力を入れてるわけじゃない。

「拳を強く握るのはミットや相手の体に当たる瞬間だけなんだ」って、何回も何回も、トレーナーは辛抱強く教えてくれた。

「構えに戻ったらまたダランとして、構えを保つ最小限の力だけにするんだ」って。

防御と攻撃を繰り返す絶え間ない流れの中でずーっとがっちり力んでると、動き鈍る&スタミナ浪費。

プロテスト合格を目指して練習する中で、この緩急のつけ方が課題になってきた。

地力が強くてパンチ力が相当あるって、いろんなトレーナーに言われた。

でも、パンチを打っていないときにも肩と腕に力が入ってる。

打つ前に拳を握り締めちゃってたんだ。

それで動きが鈍くなる。

鈍いから出しても当たらない、そしてスタミナがすぐ切れる。

これが「力む身体」との最終的な対決、もうこれで終わりにしたいって思った。

他にもやることがいっぱいあって、力を抜く練習だけをするわけにはいかなかった。大変だったよ!!

でもこの「脱力」をずっと、練習中意識した。

それから、、、、身体の脱力を実感する日が来た。

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