27.「評価」からの脱出①~脱・勘違いテング~

脱力の中身

自分じゃない他者って話になると、真っ先に「評価」が浮かぶ。

優れてるかどうか、何がどれくらいできるのかとかね。

脱力前は、内面が常にこの「評価」で埋め尽くされてた。
過言じゃなく、本当にそうだったよ。

人と出会えばまず、その人の能力を真っ先に気にした。

自分より劣ってそうなもの、明らかに自分のほうが能力が上っぽいものばっかり見つけようとしてた。

覚えが早くて何でもあっという間に上達する自分。
それでアホな勘違いテングになって、他人を勝手に見下して勝手に安心してた。

サイテーだ!

反対に、自分より優れた能力とか、自分が強く望んでるものを易々と手に入れてるように見える人とか、自分がなりたいポジションにいる人には、ものすごく嫉妬した。
そいつの能力なんか弱れ!ポジションから落ちろ!って何回思ったかわかんないね。

もう、呪いじゃん?

そんで最終的にそういう届かない存在は「対象外」ってことで、視界から消し去った。
届かないなら見たくない、っていうすっごいひん曲がった思考ね。

こういうふうに、自分のことも他者のことも、能力を並べ立てて、比べることでしか捉えられなかった。

他の誰かとか、他の何かと比べないと自分っていうものが見えなかった。

でも、脱力後の今はもう違う。

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