特技を持つ職員が多い職場だった。
それぞれが何か持ってて、仕事に活かしてる。
その現場に入ったとき、自分が途方もない中途半端者だと感じてしまった。
何でもできるかわりに、何も持ってないんじゃないか?
何でも好きってのは何一つ熱中してないことの裏返しなんじゃないか?
他の職員のように、一つでいいから他者と違うカラーを持って、それを前面に出せないんじゃないか?だって自分は中途半端だから・・・
これが、二つめの思い違い。
なんでもいいからとにかく、目の前の仕事に注力する。
そして、そのうちに自分の得意を活かすようになるんだと、現在では思える。
でも就職後の数年間は、「目に見えるコレを活かして仕事をする他の職員と、何もかも中途半端なまま社会に出てしまった自分」という極端な思考でガチガチになっていた。
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