【スリランカ旅行記】④~炎天下の5時間!迷って頑固を押し通す!~

スリランカ日記

ネゴンボといっても漁師町の海沿いもあれば、内陸部もある。

内陸部にたまたまひとつ、ゲストハウスを見つけた。見つけたらどうしても行きたくなり、予定変更!

今いるところから歩いても1時間で行けるということで、あらかじめ道順を調べておいてだいたい頭に入れ、たらふく朝ごはんののち出発♪♪

ここ何日かで目に馴染んだ街並み。ぶらぶら散歩したからさ。こんなとき役に立つんだな~!

橋から川が見え、そこにボートが浮かぶ。岸には木があって、川面にその影が落ちている・・・大好きな風景を目にしてテンションアップ!なんだか楽しい1時間旅になりそう!!

この橋を過ぎて線路を渡って、大通りに出て、うんうんそうだそうだ、そしたらここの角を曲がって小さい通りに入る。そして・・・?あれ、いきなり住宅街みたいになった。次の目印、ほんとにあるのかな、ほんとにこの通りなのかな??

その辺で客待ちしてるトゥクトゥクドライバー、今歩いている通りの名前を聞いたら、自分の思ってるやつだったから一応オッケー。

何分かおきに立ち止まっては水を飲む。昨日のうちにミネラルウォーター調達しといてよかったー!

目印は見つけたけど、ほんとにこれか??なんか違う気がするんだけど。それに道が、逸れ過ぎている。たしか地図ではもっとまっすぐだったし、こんなにすぐにT字路なんてなかった。・・でもまあ道はこれ以外にないんだから右か左に進むしかない。方角はどう考えたって東。西から東に移動中なので、右に進むのは確実。

・・・約30分後、ありゃ~、なんか、少し前と同じ建物が見えてきた、今度はその建物の別の面に接する道を通って来たんだ、つまりぐるっと一周回った!

まだ、楽しい!まあ、迷ってなんぼくらいに思って歩いてるんだから、こんなのはどうってことない。人はいっぱいいてみんな教えてくれるんだから、あわてることないし♪

その後、1時間くらい、こっちだと思う道をぐるぐる歩いて、、、

カーっと太陽光が真上から降り注ぐ~夏の南国~もうすぐ昼間だ~道でさっきと同じマダムたちが日傘をさしてまだ喋ってる~あ~やっぱり同じところに戻ってきちゃったんだ~結構暑いなあ!かなり近くまで来てるはずなんだけどな~目印が見つからんなあ!

通りでバナナを売ってるおばあちゃん、ちょうど家から出てきたおじさんとその息子という人、家の前で体操(?)してるおじさん、フルーツや雑貨を道路脇で売ってる一家・・・・何人もの人に通りの名前や目印のある場所を聞いた。

どの人も気さくに教えてくれるし、スマホで調べてくれたり、”I’ll help you.”とすごく親身になってくれる。

ちなみに、漁師町のカラスたちにやられたのでトゥクトゥクに対するイメージはこの時点で最悪で(イヤなことは寝たら忘れるといっても、気持ち的にはさ、けっこうヘコんでたんだもん)、
田舎のドライバーはやさしいなんてことはまだ知らない。だから、ガンとしても乗るもんかと意地を張って、「どこ行くの?乗る?」と言われたのを全部断ってた。

同じような道、キリスト教地域らしく、曲がり角という曲がり角に小さい宗教像の祠があって、ますますどの道も同じに見えてくる。実際、似ている。方向音痴ではないから方角はわかるんだけど、目印が見つからないことには進めない。。

さらに2時間くらい自力で粘って、大きな通りに出たのでこっちと思う方へ歩いたけど明らかに違うと感じたので戻る。

そして、このままでも進めなさすぎるので、トゥクトゥクにヘルプ、目印のところまで行ってもらう。

目指していたところに着いた!というだけで一気に元気が回復!して、行くべき方向へ。

今度こそわかったぞ!!

・・・あれ~~???また道が地図とは違ってくる!だって、絶対合ってる、名前バッチリの目印から、正しい方向の道に入って、一本道だったのに、なんでよ~~??

人に道を聞きつつ迷うのを楽しんでたけど、、、

そろそろ歩き始めてから4時間半、22キロの荷物と一緒!炎天下!水をがぶ飲み!ご飯抜き!
レーンという小さい道で、学校帰りの子どもたちに会って、笑顔で手を振り合ったりして、出会う人みんなと交わす笑顔が本当にエネルギーになってたけど、、、

さすがに、気持ちの限界ってのは、あるんだな。

水が切れたのを区切りとして、ストアで買いつつ、道を尋ねる。

それでね、うっかり、地図を覚えるのに必死で、ゲストハウスの住所を調べるの忘れてたことに、ここで気づいた笑笑 もう、バタバタすぎてなんでもよくなってきて、ああもういいや、なんとかなるだろうと、テキトー英語で「ここに行きたいんだ住所わからん誰か知らないか教えてくれー!!」と喋りまくり、地元の人らしき人の一人が「君はさっき学校の近くを歩いていただろう、その姿を私は見た、ゲストハウスはこの近くだ、すぐだよ。」と教えてくれた。

この人が行き先をドライバーさんに伝えてくれて、あとはドライバーが進んだ先々で自分の知り合いにゲストハウスの場所を尋ね、まさに”人づて”に進み、ついに到着!

なあんだ、やさしい親身のトゥクトゥクもいるじゃん!もう!

で、やっとゴール!

時刻は14時半。朝の9時半から、5時間の迷い旅でしたー♪♪

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