揺るぎない信頼の上に、50人が50人とも、互いを味方だと心から思っている。
もちろん、意見のぶつかり合いや衝突はあっても、ね。
それは敵意とは全然、別物だからね。
そういう人間たちの中で初めて、本当のライバル関係が生まれて、切磋琢磨する仲間になっていく。
キツイときには頼り合う、仲間。
でもそれは間違った甘えでもないし、依存でもない。
だって、ベタベタ甘えたり怠けたりするヤツを助けたい人なんていないからね。
一人一人が、自分や仲間の持ち味も弱みも苦手も得意も、把握してて、各場面ごとにそれを発揮して、それぞれが輝く姿を認め合う、そうやって伸びていく人間集団、組織。
そんな理想的な組織なんざあり得ない、って言われそう。
人間が集まれば絶対、最低でも一人はイヤなヤツいるだろ、ってさ。
でもさ、ほんとに一人もいなかった。
争いや敵意が決して生じない、たとえ衝突しても修復して、仲間で居続ける、居続けようとする、良い関係を強く強く保っていこうとする集団、組織。
陰湿さってやつが本当にどこにもない、皆無なんだよ。
それはさ、結局、仕事に一人一人が集中してる証拠なんじゃないかね。
陰湿さとか「厄介な感想」なんてさ、怠惰の成れの果てなんだよ。
精一杯目の前のことに取り組んでると、そんなもの生まれてこない。
人間だから「厄介」持つこともあるよたまにはさ、でも、それに振り回されて大事なもの見失ったりしない。
やることって山ほどあるんだよ!
だからジクジク陰湿な「厄介な感想」なんか持ってるヒマ、どこにもないの。
聖人君子集団だって言ってるんじゃないよ、そんなの気味悪い。
そうじゃなく、ただ単純に、目の前のこと精一杯やってるだけね。
「厄介な感想」がダダもれてる集団の構成員ってさ、「自分、能無しのヒマジンです」って大声で宣言してるのと同じだよ。
一人一人が目一杯力出して、誰かがキツイときには元気な人がそれを支えて、助け合う。
言いたいこと言い合って、意見が違うときこそ話し合う。ぶつけるのは意見であって感情じゃないから、シコリは無い。
そうやって歯車がいつもがっちり嚙み合って回転して、良い風が吹き抜けて、「個人の集まりとしての」組織として、成長していく。
こないだまで居た職場が、そうだった。
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