10.ボクシングに出会って激変①

ボクシング

視界が晴れて力みが抜けつつあった。

でもまだ、自分自身をありのまま受け止めるところまでは行ってなかった。
真の脱力はもうちょっと先。

その頃運動する場を探していると、ボクシングジムを見つけた。

体験入会したその日その瞬間「これ好き!」って直感。

これが、ずっと経験したくてたまらなかった、何かに夢中になるってやつだ、ボクシングだ!

親切なトレーナー、気さくに教えてくれる会員さん、風通しがいい。

開く時間もルーズだし、ボクシングと関係ない遊び(スラッグライン)とかしてて、面白い場所だなーって、行くだけで楽しかった。

ロープ、最初は10回跳んだだけでゼーゼーしてた。
(縄跳び。直径1センチ位。左右の足を交互にスキップするから「スキップロープ」)

苦手から逃げてきた自分の弱さ・・・

「ここでもまた、逃げる?いやだから、やめる?」

何でも、やるとあっという間に伸びるんだよ。

でもそのかわり、ちょっとでも苦手と思うと一目散に逃げる。

短距離は速いけど、長距離には苦手意識しかなかった。

でも、ボクシングは楽しすぎる!
そのためなら多少キツくたって、むしろもっと長い時間跳べるようになりたい。

跳べないのは悔しいしね!
昨日より、さっきより1回でも多く跳ぶ!!

負けん気が目覚めた。もっともっと!!!

夢中になると、力みが抜けていく。

力みが抜けていくとうれしくて、もっと夢中になる。

そうやって、脱力が進んでいった。

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