18.真の「脱力」へ

ボクシング

約一年間、プロボクサーという目標に向かって練習して、離れた。

目標は達成しなかった。

でもすっきり、晴れ晴れした気持ち。
やり切った感でいっぱいだったから、後悔は無し。

ボクシングという、一つのことに本気で打ち込んだ時間がたしかにあった。
苦手という思い込みを消し去った。
自分の体の強さを知った。
心は簡単には折れないぞ、と実感した。

今は「能力として目に見える『コレ』じゃなくても充分、自信になるものがいくつもある」と思えるようになったね。

自分にはコレがあるなんて、思えなくたっていい。
目に見えて何ができるかを数えて並べ立てなくたって、いいんだ。

ボクシング技術的には中途半端で終わったけど、やり切った気持ちでいっぱい。

これが何より肝心だね!

もう自分のことを、中途半端者とは思わない。

ボクシング始めてから一旦離れるまでの過程が、人生への勘違いを解いて、プロの呪縛からも解放して、「コレというものがないといけない」気持ちの力みからも脱却させてくれた。

「脱力」というでっかい収穫を得て、次のステージに進んでいく。

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